小田急電鉄10000形HiSE【現役引退】
昭和62年に登場したロマンスカーで、平成17年の50000形VSE登場までの間、長らく小田急ロマンスカーのイメージリーダー的な立場にいました。
運転席を2階に設け、1階には前面展望席のある先頭車、連接構造という、3100形NSEより続くロマンスカーの伝統を踏襲しています。
先頭部は先代の7000形LSEよりも直線的でシャープなデザインとなっており、スピード感や精悍さに溢れています。ロマンスカー特有の前面展望という観点から見ても、連続的に処理された前面窓によって視野にあまりストレスを感じさせないワイドな展望を実現しています。

展望席以外の車内はよりワイドな車窓を提供するハイデッカー構造となっており、HiSEの特徴となっていますが、デッキの扉付近に段差がある事からバリアフリーの観点において不利な構造となってしまい、結果として先代の7000形LSEより早く、平成24年に全編成が運用を離脱し現役引退となりました。
また、シートの背もたれの角度が固定となっており、昨今のリクライニングシートが当たり前となってきた特急型車両の中ではいささか遅れている設備となっている感がありました。
なお、運用を離脱した10000形2本が長野電鉄に譲渡され、4両編成の1000系車両となって長電の特急『ゆけむり』に使用されています。

3号車と9号車には車内販売カウンターがありました。
運転席を2階に設け、1階には前面展望席のある先頭車、連接構造という、3100形NSEより続くロマンスカーの伝統を踏襲しています。
先頭部は先代の7000形LSEよりも直線的でシャープなデザインとなっており、スピード感や精悍さに溢れています。ロマンスカー特有の前面展望という観点から見ても、連続的に処理された前面窓によって視野にあまりストレスを感じさせないワイドな展望を実現しています。

展望席以外の車内はよりワイドな車窓を提供するハイデッカー構造となっており、HiSEの特徴となっていますが、デッキの扉付近に段差がある事からバリアフリーの観点において不利な構造となってしまい、結果として先代の7000形LSEより早く、平成24年に全編成が運用を離脱し現役引退となりました。
また、シートの背もたれの角度が固定となっており、昨今のリクライニングシートが当たり前となってきた特急型車両の中ではいささか遅れている設備となっている感がありました。
なお、運用を離脱した10000形2本が長野電鉄に譲渡され、4両編成の1000系車両となって長電の特急『ゆけむり』に使用されています。

3号車と9号車には車内販売カウンターがありました。