211系(JR東海静岡車両区所属車)

ヤ・マ・キャラット

2004年10月16日 02:11


運転台 車内

主要走行線区:東海道本線(熱海~豊橋) 御殿場線 身延線(富士~西富士宮)

JR東海で使用されている211系は大垣車両区に2編成存在する0番台車を除くと、JR化後の昭和63年以降に製造された5000・6000番台の車両ばかりとなっています。

静岡車両区には5000番台3両編成のSS編成・LL編成と、5000・6000番台2両編成のGG編成が所属し、それぞれ単独による2・3両の短い編成から211系同士および313系との連結による4~9両編成も見られます。
3両編成のSS編成は元より静岡車両区に所属していた車両であり、パンタグラフに支線区の狭小トンネル対策が施されたクモハ211-5600を連結しています。LL編成は平成19年3月のダイヤ改正による113・115系淘汰の一環として大垣車両区から転属してきた編成で、狭小トンネル対策は行われていません。
なお、いずれの車両も従来の菱形パンタグラフから313系と同じシングルアームパンタグラフへの交換と、313系と同じドアチャイムの取り付けが進められています。

静岡の211系の車内はロングシートでトイレが無く、列車ご利用の際に313系との連結運転ならまだしも211系単独での長距離運用に当たってしまった場合は注意が必要です。
なお5000・6000番台車は先頭部の運転席横の貫通路と助士席側の窓が下方向に大幅に拡大されており、助士席直後の座席にて座ったまま前面展望が楽しめるほか、小さなお子さまでも手軽に前面展望を楽しむ事が出来ます。

5000・6000番台車は他の211系と比べ電動車比率が高くなっており、静岡地区では最高速度110km/hでの軽快な走行が見られるのが特徴です。なお、2両編成のGG編成に連結されているクモハ211-6000は211系ではなく213系と同等の足回りを使用し、211系シリーズ唯一の1M方式電動車両となっています。


←豊橋【静シス211系編成図】熱海→

LL編成
←クハ210-5000 - モハ210-5000 - クモハ211-5000→

SS編成
←クハ210-5000 - モハ210-5000 - クモハ211-5600→

GG編成
←クハ210-5000 - クモハ211-6000→

※上記は平成18年時点での編成例です。

凡例

クハ210-5000 : 制御車 ※矢印は運転台の向き

クモハ211-5000 : パンタ有り制御電動車 パンタは豊橋寄りに配置 ※矢印は運転台の向き

クモハ211-5600 : パンタ有り制御電動車 パンタは豊橋寄りに配置 ※矢印は運転台の向き
               狭小トンネル対応

クモハ211-6000 : パンタ有り制御電動車 パンタは豊橋寄りに配置 ※矢印は運転台の向き
               1M方式電動車

モハ210-5000 : パンタ無し電動車
211系(JR東海) Photo Album





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