N700系新幹線
普通車車内
主な運転路線・種別:
東海道・山陽新幹線『のぞみ』(東京~博多)
営業最高速度300km/h(東海道区間は270km/h)
東海道新幹線で『のぞみ』を中心に主力形式として活躍してきた700系を更に改良した新幹線電車で、平成17年に量産先行車のZ0編成が製造されて多くの試験をこなし、平成19年7月1日より営業運転に投入されました。
東海道新幹線での最高速度は従来の300系や700系と同じ270km/h、山陽新幹線での最高速度は500系新幹線と同じ300km/hとなっています。
N700系はカーブにおける遠心力の対策に効果的な「車体傾斜装置」を新幹線で初めて採用し、東海道新幹線に散在する急なカーブをより高速で通過する事が可能になり、最高速度は270km/hのままでありながら東京~新大阪の到達時分をより一層短縮する事が可能になりました。
なおN700系運転開始以降、JR西日本に所属する500系新幹線は順次東海道・山陽新幹線の直通運用から離脱し、平成22年2月を最後に東海道新幹線からは撤退しました。
また、一部の700系『のぞみ』運用もN700系による運転に改められ、700系が今までよりも『ひかり』運用に進出する事になり、それまで『ひかり』『こだま』に使用されてきた初代『のぞみ』型車両300系の現役引退が始まりました。
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